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【アメコミ】おなかのへる宇宙魔神

 こないだ「ファンタスティック・フォー」のギャラクタス襲来編が、通販限定で発売されたところですが、ギャラクタスの娘ギャラクタの物語が邦訳です。…とはいえ、こちらも一般書店では売ってなくて、「ミズ・マーベル」「グウェンプール」「スクイレルガール」と、3ヵ月連続で発売されたマーベルの女性ヒーローコミックを全て購入した人への応募者全員プレゼントでした。なので、40ページほどの小冊子的な一冊です。

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 ギャラクタスの娘と、最初に聞いたときは、悪ノリの過ぎるネタだと思ったのですが…調べてみたら、実は結構ガチな設定だと知り、ちょっと気になっていたキャラクターでした。

 しかし、このやたらマンガチックな絵は一体? アダム・ウォーレンか、ケビン・ラウか…と、思ったらライターがアダム・ウォーレンでした(笑)

 アダム・ウォーレンは、アメコミ版の「ダーティペア」で知られるアーティストです。高千穂遥氏の許諾を得て、日本の原作やアニメとも違う独自の「ダーティペア」を描いていました。…邦訳してくんないかなぁ…原書は何冊か持ってるんですが。

 それはそうと。

 ギャラクタはギャラクタスの娘ですから勿論、コズミックビーイングと呼ばれる超越存在、宇宙神と呼ばれる存在です。

 ただ、なんかよく分かりませんが、地球の事をいたく気に入っており、人間のフリをして地球で暮らしています。SNSもやっているようです。よくツイートをしています。主につぶやくのはコズミックハラペコネタ…なんじゃそりゃ。

 父親が空腹感の命じるままに宇宙を渡り、星々を喰らうのとは違って、ギャラクタは地球の在来種を食べる事をしません。飢えに必死で耐えて、たまに見つかる異星からの外来種を食して、日々をしのいでいるようです。

 「宇宙魔神の娘」とは、一体どういう存在なのか? そのオリジンを描いた意外とシリアスな一冊でした。キワ物であることは間違いないですが(笑)