【アニメ】マクロスΔの感想とか
久々に更新。
レンタル屋で「マクロスΔ」なる作品を見かけて、そういえば、存在は知ってるけど中身はほとんど知らないなぁ~と、借りてきて全話見ました。
しかし、久々にアニメを見た気がする。アニメすら、見るのはアメコミ原作物ばかりになってたもんなぁ…
やっぱり、ほとんど見なくなってしまったのは、地上波でやってないという理由が大きいです。東京とかなら、今でも沢山やってるんだろうけど、民放2局のわが県では、アニメは殆ど放送されてないのです。
子供に人気のあるであろう「名探偵コナン」すら、早朝5時台とか、とんでもない時間帯にやってるし「プリキュア」も前作から放送しなくなっちゃったと聞いたし…
ケーブルTVで見れるものもあるけど、いつ何をやってるかが把握し辛いし…まず、興味のある新作があるかどうかを調べて、その上でこちらが見れる環境で放送/配信されているかを調べて、それから…と、アニメを見るためには手間がかかって、なんだかめんどくさくなっちゃうんだよなぁ…
アニメ化のニュースで興味を持った作品でも、その「アニメを見る手間」が面倒で、原作を読んで満足する事が多いし。
それはそうと「マクロスΔ」
事前に知ってたのは、戦場で歌うグループとヴァリアブルファイター隊が共闘するとか、そんな事くらいで、内容に関しては全く知らずに見始めたのですが…
1話目で、いきなり生身で戦闘ポッドに立ち向かう戦術音楽ユニット・ワルキューレの姿に度肝を抜かれる。スカートからアフターバーナー(?)吐きながら空を飛び、ビット飛ばしてバリアを張りながら歌い舞うアイドル達の姿は、むしろシンフォギアに近い何かでした。私ゃ「マクロス7」のジャミングバーズみたいなのを想像してましたよ。複座のヴァリアブルファイターの後部座席で歌うようなの。
最初こそ「これでいいの⁉」と、否定的な考えが頭に浮かんだけれど、歌うアイドルと巨大ロボット戦を組み合わせる絵面としては、正直かなり良い。面白い。1話見終わる頃にはむしろ「これだ‼」とまで思うようになっていました。
いつの間にか、マクロスにおける戦闘シーンと歌の組み合わせの形が、頭の中で固定化されていたんだなぁ…
久々に先入観を打ち砕かれた思いでした。熱気バサラさん以来かも。
で、1話目の衝撃も冷めやらぬまま、ちょっとずつレンタルしてきて、週末に見て…と、3週間かけて全26話を見終わったとこなんですが…
いや。面白かったですよ?
ただまぁ、7やフロンティアほどにはなってない気がするなぁ…と。
ミリアとマックスの孫のミラージュは、もうちょっと本編に関わるキャラなのかと思ってたけど、初代からのファンへのちょっとしたアピールだけで終わったような感じも…Δというタイトルや過去作のストーリー、OPの最後にハヤテ、フレイアと並んでるとこからも、もっと三角関係を打ち出してくるのかとも思ったけど、三人とも純情でいい奴すぎて、そうはなりませんでしたね。もし、今後があるのなら、10数年後にフレイアがハヤテを残して寿命が尽きた後、ミラージュの存在感が出てくるのかもしれませんが…まぁ、あんまり見たい話じゃないですね。
美雲の存在もなんかビミョーでしたね。プラスのシャロン・アップルを生身にしたイメージを感じましたが…他のキャラとのからみがもっと多ければ、印象も違ったのかも。最後に「もっとみんなと歌いたい」(でしたっけ?)は、分かるけど、ワルキューレの他メンバーとの距離が近くなってく描写が少なかったせいで、薄い印象になっちゃったような。缶詰のクモ食べてたシーンぐらいしか印象にないんですよね。
それから、ウィンダミアの連中が揃いも揃ってロクでもない奴に描かれすぎてたせいで、最後のあたりが納得いかないというのもあるなぁ…敵側に誰一人まともに共感できる人間がいないんで、どうしても、もっと痛い目にあって欲しくなってました。
ロイドの最後の野望ももう、なんというか…またそのパターン?という感じで…見ながら思わず「ヴァジュラじゃねーか」と、画面に突っ込んでましたよ。
そして、ラストバトルで歌が大きな役割を果たすのはマクロスの定番定番なのですが…7(およびダイナマイト7)やフロンティアほどのカタルシスを感じられず、予定調和に思えてしまったのは何故でしょうか?…ほんと、何で? 初っ端の戦場を生身で飛び回るアイドルのインパクトと、いつも通りの終わり方の落差のせいですかね? ハヤテもフレイアも好感の持てる主人公だったので、あの終わり方には満足しているのですが…
ん~? 楽しんで見てたはずなのに、思い返してみると、どうしても過去のマクロスと比較してしまうせいかな? イマイチだったような気すらしてきてしまうのです…
…とりあえず、フロンティアを観返す事にします。今日から3連休なので。(10連休?なにそれ?)