【花騎士】色々とやって来た
10月29日のメンテで、先週のイベントの特典の「副団長にできるナーエ」が、うちにも来てくれました。
早速副団長にして、ホーム画面に表示。
可愛いなぁ。癒されるなぁ…何言ってるか分からないけど(笑)
ナーエの声は声優が公表(?)されてまして、花騎士のガチ団長勢で、ニコ生で毎回伝説を見せてくれる川西ゆうこさんだそうです。川西さん本人のイメージが強烈すぎるので、キャラとのイメージの乖離を心配してたのですが、可愛らしい声で違和感はありませんでしたね。
声というか、鳴き声という感じで、何喋ってるか分かりませんが(ナーエ語?)
新イベントは、2月に行われた人気投票上位キャラの新コスチュームお披露目になります。…けっこう時間かかりましたね。
てな訳で、特殊任務のぶらり旅の続きという位置付けですね。
エノテラはこないだ水影イベでも活躍してましたが、この辺り、物語の時間軸はまちまちなのがフラワーナイトガールです。特に問題なし。
アネモネは前人未到の4バージョン目。毎年人気投票2位という、安定した人気を誇っています。1位は毎年変わってるのに、不動の2位というのは、なんだかんだで凄いよなぁ。来年にはアネモネだけで1パーティ組めるようになりそうな勢いです。
今年、人気投票ぶっちぎりの1位だったのが、トリカブト。昨年の人気投票でギリギリ3位内に届かず涙を飲んだトリカブト団長達の意地と愛によって、見事1位を獲得しました。元は小説のオマケのシリアルコードで交換できるキャラで、性能的には通常の☆5キャラに比べると見劣りがするのですが、それをはねのけての1位です。アネモネやエノテラが戦力としても強力なキャラなのに比べると、純粋なキャラ人気という感じがします。
トリカブトはキャラも良いのですが、私は描いている絵師さんの絵のタッチが好きなんですよね。人気投票では、同じ絵師さんの別キャラに全ブッパしてました。
てかまぁ、速攻虹色メダルを交換しました。
人気投票の結果が出た瞬間から、メダル300枚、この子のために取ってました。
隣の怪物は多分淫獣です。
トリカブトに使役される闇の魔物という感じです。フラワーナイトガールのキャラの属性が火とか光とかだったら、この子は間違いなく闇属性だったことでしょう。
スキル発動で「がぶがぶ。ぱくり」と、敵に食らいつきます。最近のスキル演出は派手だなぁ。
演出といえば、戦闘開始時のバフ・デバフの表示がアイコン一括表示も選択できるようになりました。スピーディ! しかし、効果がイマイチ分からない!…とはいえ、効果を考慮してパーティを組んでいるハズなので、それほど不都合はないのですが。
元の表示に戻す事もできるので、お好みでいいかと思います。こういった細かいところをちょこちょこ改善してくれるのは、ホント好感が持てます。
…ところで、トリカブトは交換で入手できたからいいのですが、☆5キャラはガチャで引くしかないので、入手困難です。アネモネは引けたのですが、エノテラが…
そして、なぜか関係ない所で、超久々に虹キャラ自引き。
イオノシジウム♪
【花騎士】△サボテン△
最近また、DMMゲームズの新作ゲームが色々出てる中で、個人的に面白さを感じているのが「ジェミニシード」です。
多くのブラウザゲームのRPGは、所謂MAP画面というのがなくて、テキスト+立ち絵(等)でストーリーを進めて、戦闘システムで他ゲーとの差異を出すところが多いのですが、ジェミニシードでは、戦闘に入るまでの各ストーリーの区切りごとに(すごろくのような簡単なものですが)MAP画面があって、宝箱や採取などの各キャラに設定されたスキルをそこで活かせるようになってます。
移動画面でのスキルや移動速度なども考慮に入れて、パーティ編成する必要がある辺り、フラワーナイトガールにも似てますが、ちょっとおもしろいです。
…ですが…
現状、PC版は動作が非常に重い。かなりしんどいレベルです。どうやらマシンパワーだけの問題ではなさそうです。スマホ版だと若干マシなのですが…小さい画面ではやり辛い操作も多くて、ストレスです。
あと、キャラが全然覚えられません。
いや。そりゃお前の愛が足りないんだよと言われれば、そうなのですが、フラワーナイトガールや神姫PROJECT、オトギフロンティアなどはとりあえず、キャラの名前は憶えやすかったなぁ…と、擬人化物の利点に今更ながら気付きました。
で、キャラが覚えられないと、面白さの肝のスキルを考慮したパーティ編成にも差し障りが出てきます。チェックしようにも、その辺りのUIがイマイチ使いづらい上に、動作の重さもあって、めんどくさいという…
…もうちょっと、なんとかすれば、化けそうな気配はあるのですが…
そういえば、オトギフロンティアは最近、サービス終了したゲームのキャラクターを続けて取り込んでいますが…DMMゲーム界の幻想郷になるのでしょうか?
で、フラワーナイトガールですが、22日のメンテで、新たに昇華対応したのがサンカクサボテンと、センリョウでした。
どちらも好きなキャラなのですが…誰だ。サンカクサボテンの昇華は来年だなんて言ったの。こないだミント昇華させちゃったよ。
しかし、ギリギリ昇華石も溜まっておりました。
しかし我ながら、サンカクサボテンとか、ペポとかミントとか、緑髪のキャラ好きだなぁ…緑髪キャラは不人気と言われてるようですが…
今どきの若いモンは、ラムさんの事を知らんのか⁉ 大人気キャラでしょうが‼‼ とゆーか、オタク史・サブカル史を語るなら絶対に外せないキャラだぞ!
と、無駄に年寄りアピールをしながらも、個人的に一番好きだった緑髪キャラはゴッドマーズのロゼだったりします。
尚、うる星やつらで好きなキャラは、ランちゃんと面堂了子です。どっちもタチ悪いぃ(笑)
それはそうと、サンカクサボテンさんです。
通称「お月見組」と呼ばれる5人組のまとめ役で、見た目は幼いながら、早いとこ隠居したいというのが口癖の、やたら枯れた性格です。シロタエギクみたいなロリBBAではないのですが…
子供の頃から神童と呼ばれており、何でもできるが、自分がやりたい事がはっきりせず、花騎士となった後も目標を見出せずにもやもやしていたところ、たまたま出会ったルナリアの言葉で、初めて自分が求めていたものを自覚して、少しずつ変化していくという感じのキャラです?(若干ニュアンスが違うかも)
ぽわぽわした性格のルナリアや、いたずら大好きなウサギノオ、ススキ、眠ってばかりのツキトジといった癖のある花騎士達に慕われ、信頼されています。
やたら枯れた言動もありつつ、凄く子供っぽいところもある、とても可愛い子です♪
昇華後のアビリティは、デバフ&クリティカル。どういうパーティ組めばいいんだろう? アカシア隊長とは組ませやすいところですし、フリー枠にクリティカルの強力なキャラを置いたデバフパーティを考えてみたいところですが…
スキルはそこはかとなく武〇錬〇風味。
さて、今回のアップデートで、ハロウィンイベントの後半も追加されたのですが、個人的にはそれよりもメインストーリーの追加が面白かったです。
超ネガティブキャラのエニシダが登場! 友人のブルーエルフィンはポジティブな性格でニシダの実力を認めて力づけてくれる子で、非常にいい関係です。
ブルーエルフィンは個人的に、娘にしたい花騎士ランキング1位。
今のところ第2部は「才能」というのが、ひとつのテーマになっているようです。
圧倒的な才能を持ち、周囲からも最強の花騎士と評されるサクラさんも登場。
過去のイベントやキャラクエから、サクラが才能だけの人ではないというのは団長的には分かっていますが、周囲はそれを知りません。
実力はあるのに自分を卑下しすぎるエニシダや、自分の才能のなさを自覚している(と自分で思い込んでいる)コルチカムのサクラの評価は、果たして正当と言えるのでしょうか?
これ、キャラ重視のゲームでやってる利点で、そこを丁寧にやっている花騎士ならではだと思うのですが、どのキャラも掘り下げて描くイベントがあるお陰で、サクラの在り様を(特にここにいない、もう一人の最強花騎士・ウメとの関係性の中で)知ることができるので、多面的に見れる面白さがあります。
なお、サクラとエニシダのレアリティが☆6で、入手し辛いせいで理解し辛い部分も出てくるというのは、超マイナスポイントですが。
第2部のメインキャラになっているコルチカム、ミント、カイコウズもそれぞれ非常にいいキャラです。カイコウズのキャラクエは、個人的に、全キャラの中でも3指に入るくらいお気に入りのストーリーなのです。
まぁ、そんなこんなで続きも非常に楽しみです。
【花騎士】初心忘れてるるるるるー
毎度おなじみフラワーナイトガールですが、スマホ版リリースと同時に(多分)、1つのアカウントでデータを2つ持てるようになってました。
別垢作らなくても、1から始めることができるという事で、ちょっと興味はありつつも、これまで手を出していませんでした。
2つもやってる暇ないよなぁ…というのが、主な理由ですが、何となく、今始めたらどういった状況になるか、ちょっと興味もあったので、軽く触ってみることにしました。というのが、先週土曜日の事。
ナズナさんの自己紹介も懐かしい。
最初は割と本気でなんだこの痴女とか思ったものでしたが…慣れって怖いなぁ。
この後、最初の花騎士を召喚するのですが、☆4の特定の4キャラの中から1人が出てきます。今メインでやってるデータはワレモコウだったのですが、今回は…
アブラナでした♪
未熟、生意気、ツンデレ、貧乳、可愛い♪
で、このアブラナ+最初からレベル40の☆2キャラ4人が最初の戦力で、チュートリアルを進める事になります。
私が始めた2年前は、そこから戦力を整えるのに、そこそこ時間がかかった印象があります。☆6キャラとか、とんでもないという感じでした。
プレゼントボックスになんか267個溜まってるようです。
事前登録の特典やら、詫びアイテムやらなんやら、大量に入っておりました。
開封後の華霊石とゴールドの数がこちら。
11連ガチャが6回回せます。このデータ開始したタイミングだったら、カウスリップ(メイド)が確定で手に入ったのですが、個人的にはそれほどそそらないキャラだったので、スルーしました。
☆6キャラにしても、事前登録でもらえるコルチカムと、☆6確定ガチャチケットがあるので、2人確定という恵まれすぎな状況です。
ちなみに、☆6確定ガチャの結果は…
タチアオイでした。
1T目スキル発動率1.65倍はかなりありがたい…のですが…
1.65倍は開花後能力なんですね。メインのデータで手に入れた時は速攻開花させてたので、気付きませんでした。
進化用アイテムはまだしも、開花用アイテムはこの時点ではかなり入手が困難です。開花用アイテムが手に入るダンジョンがクリアできるように、地道に部隊を強化しなきゃ駄目なようですね。
とりあえず、当面の目標はタチアオイの開花に決まりました。
あと、☆5キャラを選んで交換できるチケットも2枚あったので、
シンビジューム、そしてオンシジューム!
シンビジュームの持つ「1T目スキル発動2倍」のアビリティは圧倒的に強力!☆6キャラをも超える超アビリティ! 戦力的に取らない理由がない! 眼鏡っ子可愛い!
せっかくなので、友達のオンシジュームも! スピード強化アビは何かと便利! スピード強化だけなら、他にももっと便利で強いキャラもいますが、シンビジュームと揃えて使うなら…せっかくなので!
と、開始直後に、そこそこ戦力が整う仕様になってますね。
2年の間に色々と救済的な仕様変更もあって、☆6キャラも入手手段は増えてますし、虹色メダルなどでキャラを選択して入手できるようになってます。
とかなんとかで、日曜日は半日、このデータで遊んでしまいました。
序盤はレベルもサクサク上がって、楽しいです。
あっという間にゴールドが尽きて、久々にこのゲームの金策の辛さも感じましたがw
【花騎士】こーもりだけが知っている
10月といえば、ハロウィンの季節です。もちろん。
日本でも古くから定着しているカボチャの例大祭ですね。
キリスト教の聖人が飢えた人々に、カボチャの苗を与えて、育ったカボチャをグリーンゴブリンが爆弾にして、カレンダーマンがロングハロウィーンってな具合のお祭りですね。
というくらいに、私の中では全く定着していません。
しかし、フラワーナイトガールでは毎年欠かせないイベントになっており、今年もこの季節がやって来ました。スプリングガーデンの宗教ってどーなってるんでしょか? 過去の物語やキャライベなどからすると、世界花が宗教観の中心にあって、巫女さんとかが言う「神様」というのは、世界花のことだったりするみたいですが…あとロータスレイクの司聖官が祀っているのは「眠り姫様」という、過去に実在した人物のようですね。
最終的には、「なんとなくのイメージ」なのかもしれません…
ナズナさんもハロウィンの装いです。
てか、21時過ぎて緊急メンテになっちゃいましたね(笑)
フラワーナイトガールの評判が悪いところは、主にここです。
メンテ後の接続が不安定だったり、メンテ後に不具合が発生したりという事例が多いんですよね。
しかし、状況をこまめにユーザーに知らせてくれるし詫び石をばら撒いてくれたり、変に隠したりケチったりしないので、逆に運営の信頼度を高めているところでもあります。
プレイヤーとしても、ちょっと気持ちをクールダウンさせるいい機会だと思います。
ゲームなんだから、そんなにムキになりすぎなくてもいいじゃん?
そんなこんなで、ハロウィンイベントです。
フラワーナイトガールの怪盗といえばこの人。怪盗ナイトシェードことワルナスビ。(左から2番目)
スクワイア(従者)のラークスパーを伴って、ハロウィンバージョンで華麗に登場!
こういった、コンビのキャラが揃って新衣装で再登場というのは珍しいですね。というか、他に記憶にありません。
それにしても…このワルナスビのコウモリ感は…名前にコウモリを冠する私としては、無視できない…かも。
そもそもワルナスビ、高速周回パーティのレギュラーで、いつもお世話になってるしなぁ。
ちなみにイベント形式は「はらぺこナーエ」
最初からやってれば、5人目のナーエになるかと思います。
いよいよ「ナーエの感謝の気持ち」を使う時が来た…のか?
昨年のハロウィンで、何故かリスの恰好をしてたデージーも登場♪
「子どもC?」いえいえ。18歳以上ですよもちろん(笑)
【花騎士】短いようで長い日々
体育の日明けて、いつもと違って火曜日のメンテが終わりました。
イベ後半戦開始とともに、開花キャラと昇華キャラの追加が行われたのですが、遂に待ち望んでいたキャラクターの開花がきました♪
シロタエギクこと、タエおばあちゃんです。
初登場から2年…と、考えると長いことこのゲームやってるなぁ…ちょっと感慨深いものがあります。
「なのじゃ」口調で話し、発言がいちいち年寄りくさい。やたらと自作のお菓子を食べさせたがるのも、なんだかおばあちゃんっぽいです。実年齢も、他の花騎士の祖母より年上だとか。強力な魔力の影響で成長が止まっているという、いわゆるロリBBAです。
私が花騎士始めて3つ目のイベントで実装されたのですが、本気で欲しいと思った最初のキャラでした。
実際に入手するのはその後、スペチケが売り出される数か月後のことでしたが、虹キャラのスキルMAXも装備穴全開も、フルアンプルゥも、タエおばあちゃんが初でした。(スキル、装備MAXの虹キャラは、今に至っても他にペポと昇華ミントしかいませんが)
後は上位アンプルゥを注ぎ込みたいところですが、何となく、100個集まってからにしたい気もしてたり。
キャラ性能でいえば、クリティカル特化。当初はなかなか活用し辛い性能でしたが、最近はクリティカル1Tパーティのブームもあって、悪くないところ…とはいえ、他にクリティカルの強いキャラが増えていて、あまり使われることはないようです。
普通に強いので、私は使いますが。
というか、それほどガチガチに編成しなくても大丈夫なのがフラワーナイトガールですので。好きなキャラを鍛え愛でるのが、私の余生のよすがでございますれば。(?)
今回開花実装の他のキャラはこちら
キャラが増えるとともに、怠け者キャラも増えていますが、彼女の存在感は未だに抜群です。海老天ことエピデンドラム。
オトモ達との絆も微笑ましくていいですよね。
スキル構成がなんかチグハグですがw
ヘリオの浴衣バージョンも開花!
…うん。特に言う事がない!
今回はイベ金ではなく、シリアル金のライオンゴロシが開花!
過去のシリアル金は、開花で何故か和風衣装になってたので、今回もそうかな?と思ってたら、なんかセーラー服風? これはこれで。
…地味に装備穴が3つ開いているのがミソです。3冊買いました(我ながら、なぜもう1冊買わないのか謎ですが)。
シリアル金は、なにげに好みな子が多いんですよね。この調子でどんどん開花していただきたいところです。次はヒトリシズカでしょうか? シンクライリアナやロウバイは来ないのかな? ともあれ、早くオナモミ様の開花を見たいところです。
(できれば昇華も早く…)
【アメコミ】褒美を受け取るがいい
物凄いネタバレがありますが、これをバラさない事には、話ができません!
ご褒美の名前は『バットマン/フラッシュ:ザ・ボタン』
バットマンとフラッシュが協力して、時間と空間を超えた先で、とあるボタンの謎と世界の謎を巡る事件に巻き込まれていくという話なのですが…
そのボタンというのが…
ボタンというか、バッジですよね。
分かる人には分かる、ある物語を語る上で欠かせない、アイテムです。
『DCユニバース:リバース』のラストでバットマンが手に入れたこのボタンが、今回の物語の鍵になります。リバースが開始されて以降、なかなか触れられてなかったのですが、ようやく世界の根幹に関わる話として出てきます。
で、ご褒美という書き方をしましたが…必要な予備知識が多いのです。この話。本自体は薄めなのに。
まず当然ながら、バットマンとフラッシュの事を知らないと話になりません。
ヴィランのリバース・フラッシュも知ってるとなお良し。
それからこの話の直接の前編に当たる『DCユニバース:リバース』は読んでおく必要がありますし、そこに至るまでのニュー52の世界観の知識も欲しいところです。
そして、世界がニュー52に再編されるに至った要の作品『フラッシュポイント』も必読です。
もちろんこのボタンの出所である『〇〇○〇〇〇』も(映画版でもいいので)知っておく必要があります。
と、多くの予備知識を持っていると、物凄く楽しめる、ご褒美のような作品ですが…とりあえず、まだ話は終わっていません。
今後、シリーズが進んで『ドゥームズデイ・クロック』の全容が見えてくるまでのお楽しみといったところでしょう。楽しみです。
そういえば、『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』をようやく見たのですが、あれも多くの予備知識が必要な、でも、予備知識があれば問答無用で楽しめる、ご褒美のような作品でしたね。
【アメコミ】なろう系マーベルコミック
『ゼロから始めるマーベルユニバース生活』とか『マーベルユニバースに転生したんだけど、能力無しで生き延びるのは限界かもしんない』とか、多分そーいう感じの『グウェンプール』さんのお話。
何故か3、4巻が同時刊行。でも、5巻は来年春の刊行…って、相変わらずアメコミの邦訳刊行ペースは不安定ですね。
アベンジャーズやバットマン、ジャスティスリーグだけでも定期的に刊行してほしいのですが、なんかデッドプールばかり出してるようなイメージですね、最近は。…それも時系列順に出してないんで、状況把握が難しいという。
色々周辺の状況が激変しているのに、デップーで間接的にしか読めないというのはなかなかストレスです。
それはそうと、
元々はネタ企画で、設定も何も考えられてなかったグウェンプールですが「コミックとしてマーベル世界を読んで知っていたオタク少女」という、超変化球オリジンを手に入れて、ハワード・ザ・ダック誌のゲストとしてコミックデビューしました。
元ネタのデッドプールの持つ「第四の壁を超える」能力を、極端に強化した感じです。とゆーか、今流行りの「なろう系」です。それを、マーベルユニバースでやったらどうなる?というのが本作です。(たぶん)
ただ「なろう系」主人公のほとんどが、何らかの特技を持っていて、転生した世界で真面目に生きてるのですが、グウェンプールにはそれがありません。
元々「グランド・セフト・オート」的なゲーム好きだったグウェンプールは、自分が転生した世界を、コミックの中だと割り切っており、犯罪行為にも躊躇がありません。マーベルユニバースでゲームを遊んでいるような感覚でいるため、脇役に対して遠慮なくマシンガン掃射とかするのです。
あと、特殊な力は特に持っていません。強いて挙げれば、元々コミックで読んでいたので、ヒーローやヴィランの秘密を知っている事です。あと、主人公なので、たいがいの無茶は何とかなる…という事を知った上で、無茶苦茶する事です。
しかし、実際は何でも思い通りとはいかず、なぜかモードックの手下にされて、バトロック達とチームを組まされて、三流ヴィランへの道を歩む事に…?
「第四の壁」と言われる、物語世界と現実世界を遮る壁を乗り越えることが、このグウェンプールの物語の肝になります。
元々、日本のマンガでは登場人物がメタ発言をする事は珍しくないのですが(「勝ったッ!第3部完!」とか)アメコミでは多くないようです。
例外として、ハワード・ザ・ダックやデッドプールがいるのですが、基本はちょっとしたお遊びで、9本筋に関わる設定にはなりません。(「デッドプール・キルズ・マーベルユニバース」のような例外もあります)
そこを徹底的に追求したのがグウェンプールで、特に4巻で深く掘り下げられます。
コミックの「お約束」を利用して、マーベルユニバースをコミックとして俯瞰する世界から来たグウェンプールというキャラクターをユニバースに紛れ込ませて、それを読者に俯瞰させるという、もうなんだかよく分からない構造です。メタSFとでもいえばいいのか、本気でよく分かりません。
意外とマーベルコミックを知らなくても、面白く読めるような気もしますが、どうなんでしょ?
「コミックの世界に転生」と、スタート地点は「なろう系」ですが、そこからの設定の生かし方が流石です。シリーズ当初はイマイチだと思っていたのですが、ここにきて抜群に面白くなってきました。
だけど5巻は来年春…
まぁいいか。
とてもショッキングだったグウェンプールの一言
「デッドプール読んでないの」
…マジか。