理想と妄想のジャンクション

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3/30のはあちゃまの帰還時に書くはずだった何か

 およそ3週間以上の『自分探しの旅』を経て、はあちゃまが帰って来た。
 どういう形での復帰になるのか、はあとんならずとも気になるところだったが、まさかの「Haachama × Akaihaato」ストーリーの完結編。
 3/3時点で、完結させるのが難しくなったと語り、非公開にされていたアーカイブも、直前にかなりの数が再公開されていた。
 ホロライブの中でどんな話があったのかは分からないけど、若者の挑戦をやり切らせる方に舵を切った事は評価したい。(年寄並感)…あと、ローションRFAのような、明らかにダメな物をきちんと事前に止めてくれるところも評価したいw
 時々見ていて「怒られろ」と思うような企画をぶち上げるけれど、若いうちはそれでいいと思う。安全に出来る表現の限界を知って、その中で模索していく「大人のやり方」を覚える前に、今の感性でしかできないことをやって欲しい。
 ネット時代はそれが炎上という形で、生命の危険もある事態になりかねないけれど、そこをうまく運営にコントロールしてほしいところだけど。
 個人的に、僕がはあちゃまを好きなのは、挑戦し続けて、変化し続けるところだ。
 一定のスタイルで続ける配信者もいて、続ける事の凄さという物も当然あるけれど、はあちゃまは勢い任せで、熟考するよりも行動するスタイル。それが、僕のようなオッサンにはとても眩しい。
 失敗して、配信をグダらせてしまう事も少なくないけれど、「自分はまだ未熟! 成長途中! また頑張る!」と切り替えて、次のチャレンジに取り組んでいく。
 この子はホントに若いんだなぁ…と感心するし、自分が同年代だった頃を思い出させられる。
 根拠のない自信に溢れて、上手くいかなくても、挑戦し続ければ何とかなると思ってたあの頃…………Fire Bomberの「Remember16」とかカラオケで歌いたくなってきた。
 閑話休題。話がズレた。

 

 ほぼ一月ぶりのはあちゃまの配信は「Haachama × Akaihaato」ストーリーに決着を付けるものであった。
 配信開始直後からしばらくは無言。虚無いはあと以降(50万人虚無耐久が初かも?)、時々やっている静止画とタイピングで進んでいく独特の演出が、はあちゃまの帰還を強く感じさせる。
 そして、ファンアートを元に作られた動画で「はあちゃま」と「はあとちゃん」の過去が新しく設定される語られる。
 仲良しだった双子の姉妹の片方が、事故で命を落とし…その後は???
 既に語られた過去の断片が、ピースの欠片を埋めるようにはまって……あれ? 若干形が悪いな? ピタリとははまらないぞ、これw
 まぁ、そんな感じで、全てを語り切るのではなく「ひょっとしたら夢オチ? よかった。首を斬り合う双子の姉妹はいなかったんだ」みたいな捉え方も可能な、含みを持たせた収まり方だった。
 ホラー映画テイストの物語としては、正統派エンドかもしれん。

 最後に、はあちゃまが画面に現れて、種明かしというか、裏話を始める。
 この辺りから、急激に同時視聴者数が減って、最大7万人から4万人くらいまで落ちていたのも印象的だった。作者自ら物語のネタバラシをする事を嫌うタイプの人も一定以上いるという事なんだろうか?
 裏話として語られる製作過程もまた、一つのエンターテインメントとして楽しいものだと思うので、自分はむしろ好きなんだけど。特に今回のような、特殊な作られ方をした物は、どういった経緯で生み出されたのか興味がある…

 と、思ったら、どうもこちらの想像以上に行き当たりばったりだったみたい。
 「はあちゃま」とは明らかに違うパーソナリティを持つ「赤井はあと」の帰還も、思い付きでやったとの事で…まぁ、この時点での「赤井はあと」の発言は、後々矛盾もしていくし、途中で旧衣装に着替えたあたりも、その場の思い付きっぽかったし、全体像が練られていない印象はあった。
 深夜12時の入れ替わりとかも、最終的にあまり意味を持たなくなったし。
 ただ、これをきっかけにどんどんアイデアが出てきたそうだ。それを惜しみなく、スピード感最優先で配信に投入していく行動力は、素直に凄いと思う。
 物語の設定は考えていたようだが、それを敢えて詳しく語らなかったとも言った。
 語らない事により、リスナーが余白を考え、考察をして、ファンアートやMMD動画、音楽、ゲーム、文章…様々な形で表現した。
 それをはあちゃまは尋常でないスピードで取り込んでいく。
 はあちゃまの配信数時間前にネットにアップされたファンアートが、動画に取り込まれていたりもしたらしい。
 自分の力が及ばない範囲の事に対しては、リスナーの力を借りて、また、リスナー発のアイデアも、いいと思ったものはどんどん組み込んでいく。(その過程でプロットすら変更してたんじゃないかなぁ?)
 このような形で、発信者と受け手との相乗効果で、何かが作られていくのは、過去にもラジオなどではあったと思うけど、ネットはスピードが段違いだ。リスナー発の素材のクオリティも段違いに高い。
 ネットアイドルというより、クリエイター、ディレクターの仕事ではあるが、スピーディーに直感的にYoutube配信で物語を編み上げていく様は圧巻だった。
 (後日行われたメンバー限定配信では、もう少し詳しい裏話が聞けます)

 さて。そんなこんなで一応落ち着いた「はあちゃま劇場」
 4月になると大学進学とも言ってたし、頻度は減りそうだけど、ちょっとは落ち着くのかと思っていたら…

 今度は、過去にタイムスリップしてる…
 歌配信の途中でいきなり昨年8月9日に戻ってしまい、最近の歌を「知らない。今流行ってるの?」などと言い、更に「5期生のデビューが楽しみ」「ENって何? 何の略?」「明日は誕生日」と畳みかける。
 翌日の記念凸待ちでは、来てくれたすいちゃんとわためちゃんを巻き込んで、本当にきわどい展開に…! (昨年8月の記念凸待ちがそもそも、最初にもう一人「はあちゃま」が出てくる滅茶苦茶なものだったのだけど…あれ?もう一人のはあちゃま? 実は 何かの伏線だった⁉)

 「次のアイデアは思いついた」とも言ってたけど、まさかこんなに早く行動に移すとは思ってなかった。
 ホント、目が離せない…